Le Fantasque

書きかけメモ帳

映画「ハウンター」

主人公のTシャツの模様が一番不気味

ハウンター [DVD]

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霧の深いある朝、リサは奇妙なことに気づく。朝から昨日と同じ事の繰り返しなのだ。トランシーバーから響く弟のモーニングコール、母の作る食事のメニューに、調子の悪い洗濯機。そしてガレージで車を修理する父。何から何まで昨日と同じなのだ。そして彼女は、自分が16歳の誕生日の前日を毎日繰り返し過ごしていることに気が付く。

みたいなストーリー紹介されていたから、てっきり気づくまでが長いのかと思ってたら、始まった段階で主人公はループに気づいているという。
そしてそのことで両親と言い合いしたりするが、ループに気づいていない家族には話が通じない。
でもって何回かのループで洗濯機の裏に妙な扉を見つける。そしてそのことからループに変化が生じる。
笛の練習中にもう一つの笛の音と自分を呼ぶ声のようなものに気づく主人公。そして、コックリさんのような何かでその得体の知れない何かと交信することが可能になる。その後、記憶が曖昧だが自分の両親の行動がいつもと違うことに気づく。変にイライラして物に当たる父親から逃げ部屋に入るとそこは自分ではない誰かの部屋だった。そして、ベッドには誰かが寝ていると思わしき膨らみが。そっと毛布をめくってみると見覚えのない少女が寝ていた。しかし、幽霊とは思われない妙な存在感がある。少女は起き上がっていきなり主人公の腕を掴むとノートを見るように言われる。
でこのベッドに寝ていた少女から床下のノートを見るように言われて見て何があったのかを察する。

もうこの段階である程度「あっ…(察し)」ってなったことでしょう。
よくある相手が幽霊かと思ってたら自分が幽霊だったってパターン。
ただ話はここでは終わらない。
自分や家族が地縛霊だと気づき、自分がどうやって死んだかを思い出してゆく主人公。そして家族も自分たちがどういう状態にあるのかを思い出してゆく…


という感じでね。なんか「あっ…(察し)」と思ったら数分後にそのことを登場人物たちも気づいたりして、もうなんか無闇矢鱈とテンポいいですね。知ってる人向けに、「もうわかってるよねこういう展開?」って感じで無駄なところはどんどん略していってる。
そこが小気味よくてね。
「怖い」ってのとはまた違う面白さがあるね。
ちなみにこの映画で一番怖いと思ったのは主人公の顔っすね。
フルハウス」のD.J.みたいな感じなのに陰影とかでちょっとゾクッとくる顔になるんですよね。それが妙に不気味で。まあ正体考えたらこうなるのもわかるけど。