Le Fantasque

書きかけメモ帳

映画「デイブレイカー」

設定は面白いんだけどわりかしよくあるストーリー

藤子・F・不二雄の「流血鬼」みたいな設定のお話。
世界の人口の95%が吸血鬼になったって設定。で、こんどはその吸血鬼の生活様式に合わせた都市設計がされているというわけで、自動車には白昼歩き回れるように日光遮断シールドがあるし、それで外見えなくなるからカメラで外の様子を見てる。
でまあ、吸血鬼なんで人間の血を吸わないと生きてけないらしい。が、生きてる人間の数は少なくなってしまって、このままじゃ近い将来共倒れする。まるでガン細胞だな……
でそれを何とかするために主人公の製薬会社研究員は日や研究して人工血液を作ってたりするが、状況は芳しくない。最新作の人工血液を注入した吸血鬼は体が弾けとんで死亡。
現状は生きた人間を彼岸島みたいに椅子に縛り付けて配置して、マトリックスよろしく血液を採取している。
そんでそんなある日、人間狩りから逃げている生きた人間をかくまったことから、
吸血鬼から人間になったという男の話を聞くことになる。

あとはまあ、その情報が本当かどうか試してみるとか、その途中で人間のレジスタンスのアジトがやられたりとか、弟に裏切られたりとか、結局人間戻ったりとか、
色々あって、結局効率的に吸血鬼を人間に戻す方法がわかって、これでみんな戻せるゾイ!と希望のエンド

まあ、初期の設定と住居のデザインとか生活様式とかが面白かったってぐらいですかね。
やつらコーヒーのかわりに血液飲んでんすよ。

映画「スプライス」

モンスターが暴れないモンスターパニック映画

スプライス(字幕版)

スプライス(字幕版)

端的に言い表すとそうなりますかねぇ。
あんまり前知識なく何となく目に止まったからみたんだけど
完全にホラーの文法でストーリー進めてんのに何も起きねぇって言う…最近よくある逆張り系のホラーですかね。
そん中でも割と微妙な内に入るが……。

最初、何かの実験生物らしき代物の目線で始まる。どうやら産まれてきた事を医者のような連中に祝福されている。同じく赤ん坊を入れる容器に入れられたので、見た目は普通の赤ん坊かなと思っていたら予想外のちんぽ。
ちんぽやんこれ!
ふにゃふにゃのちんぽとしか形容できない気味の悪い生物を持って喜ぶメンバーたち。
彼らは製薬会社の研究員で、その生物から新薬を作り出すプロジェクトを行っていた。社長への成果報告で喜ばれるモノの、次の人間の遺伝子由来の生物製作にはストップがかかる。
不満に思った主人公の夫婦は、人間の遺伝子を使った生物作ろうとする。
で、遺伝情報まではつくって封印という話にはなったが、女のほうが我を通して受精卵へ遺伝子投入して人工子宮に着床させる。
あっこれ人間遺伝子の怪物できるパターンやな…。
案の定できた受精卵は急激なスピードで成長する。ある日いきなり破水。取りだそうと子宮口の方から手をいれた女は案の定中から腕を引っ張られる。
あこれ腕食いちぎられるパターンだな......
とか思ったら、男の側の采配で人工子宮切り裂いたお陰で腕は無事。
しかし出てきたのがどう見ても幼体エイリアン(プロメテウス準拠)。案の定暴れまわってへその緒ぶっちぎれて、あこれ下の排水溝から逃げてくパターンかな?と思ったら別に下の金網は外れなかった。
暴れまわる鯰みたいな化け物にとりあえずプラスチックのケース被せてひと安心して女の怪我の治療へ。
あ、これ戻ってきたらいなくなってるパターンだな……と思わせるほど心もとないプラスチックケース。しかし、脱走はされなかった模様。
女の怪我がこれまた吸血鬼に噛まれたようなぶっとい穴が三つぐらい空いてるやつで、これ怪我完治してもそこから菌とか細胞とか入っててからだ作り替えられたりするパターンちゃう?とか思ってたけど別にそんなことはなかった。
そのエイリアンもどきを新生児をいれるやつにいれてとりあえず細菌研究の部屋へ。一旦置いておいてまた部屋にもどると、とどうも死んでいるもよう。あ、これ感染するタイプやと思ったら実は脱け殻で、それを発見した女の背後から釣り下がってキシャ-!そのまま襲われて死ぬかと思ったが、暴れまわるだけで特に死なない。
何をとち狂ったか、女が手を差し出してなつかせようとする。
さて、頭ぱっくり割れて教われるか、それとも普通に口からヤバイもん飛び出して死ぬパターン。あなたはどっちだと思います?
答えは普通になつく。あと頭も割れない。
とこんな感じで普通のホラーだったら死ぬか脱走するか感染拡大するあたりで別になにも起こらずに進んでいきます。
最終的に人間もどきな姿になり、(それでも頭が割れそうな系な感じだけど)男とセックス!して女との仲が不仲になったりして、最終的に勝手に死ぬ。二人はお墓に埋めてやる。
てっきり埋めたあと、男との子供が墓から出てきて、次回作に続くみたいな感じかと思ったら、
意外にも男体化して復活。伏線は途中のちんぽもどきがホルモンの崩れで両方雄になってしまったっていうアクシデント。で雄同士だと殺しあいを始めるものらしい。
そのセオリー通り、現場にやって来た製薬会社幹部は死亡。このまま赤き竜みたいに生えた翼で町まで移動して他の人間襲うのかと思いきや、さらに男の弟をさらう。結局女を襲ってるところを男が後ろからパカンみたいな感じで決着もごくあっさり付く。最後はモンスターとの子供を生むことにした女が腹大きくしてるところでEND
どういうことなの。結局生まれるの?次回作の伏線なの?ええ……なんかここまでホラー展開微妙に避けてて最後の最後で人間が襲われる展開と次回作への伏線で今さらモンスターパニック映画やんの?感がぱない

うーん。他の逆張りホラーと違ってあんまり面白さはわからんかったですね。キャビンとかサプライズは面白かったんだけど。ああいう系統のホラーあんま見てないから思い入れがなかっただけですかね。

映画「鬼談百景」

安っぽいけどなんか心拍数上がる

鬼談百景 [DVD]

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残穢」見て面白かったんから、こっちも見てみたけどかなり安っぽい作りというか、話自体が読者投稿の形式をとったオムニバスホラーとかいう、そもそもつまんないものなので、面白くしようがない。映像の見せ方にはこだわって怖くはなってるが話自体がしようもないという感じでつまんない。このタイプの話で面白かったものってありますかね。大体は本当にあった系の嘘くさい話しかないっすよね。いや嘘くさいというか、単純につまらんというか。いや大体「本当にあった怖い話」という系統のホラー話を本当の話としてとるやつがいるんですかね。僕としては本当にあったと主張してるやつが精神異常かなんかなのではという感じがして、語るそいつ自体に同情の目を向けたくなりますがね。まあ話自体はよくありそうな感じです。ほんと。ありそうに見えてなさそうなとか、聞いたことのないような話だけどやっぱりなんかオチ似てるとかなんだけど。
なんかまぁ、これホラー?みたいな話もあるようなというか。というかなんというか、「不安の種」的な。
でもなんかこう、都市伝説映像化したみたいな安っぽい作りしてるんだけど。これわざとなんですかね?コワすぎ!とか新耳袋の類は見たことないんで想像だけど。

追い越し

心霊スポット巡りして、実はなんにも見てないくせに話盛りまくってなんか見えたとか言ってるあたりがなんかリアルだなとか思いました
基本ここからもうなんかついてくる女のアップしょぼいんでこれやばくね?とか思い始める。

影男

普通に不審者か、アルツハイマー病にかかった徘徊老人か、精神障害者のたぐいでは?
東京そういうの多いからな。
自分のとこに来たらホントやだなぁとは確かに思った。

一緒に見ていた

結局この先生はあの自殺した先生とどういう関係だったん?
という点が気になってあとから出てくるのかと思ったら特に何もなくて、なんかひたすらビビりつつ手を払ってるだけだった。
なんかよく分からん話でしたね。単にあの先生が地味な女教師たぶらかして一発やって捨てたとかいうクソ野郎だったって可能性が大ですがね。
それで一緒に校庭観てたり、逆に校庭に現れたりする理由が謎い…

赤い女

聞いたら他の人に聞かせないと自分が呪われる系のあれ。
最後のはやっぱりギャグなんだと思うんですけど…オメーも聞いてたじゃんかよ。

空きチャンネル

あ、窓からなんか来そう、って思わせておいて何もこねぇ。
結局自殺したのはずっと聞いてたほうなのか、その日に聞き始めたほうなのかわかんねぇなこれ。
自殺したあとにしょんべんの跡がついてるあたりリアルですね。だからどうした感強いけど。いや、自殺した時間帯によったらもう畳が全部吸い込んでるから、液状のまま残ってるほうが不自然だろう?みたいなツッコミ入れられそうではあるけど。

どこの子

赤いスカートに白いブラウスの女の子。典型的な花子さん衣装な割に、顔が妙に老けてるとかいう、三津田信三あたりのホラーに出てきそうなやつ。顔怖っキモっ
先生方が大阪弁とかいう設定で普通に怖い的な感じはしなかったけど

どろぼう

思わせぶりなアイコンタクトとかがなんか不気味。
でも堕胎自体はそんなに珍しくもなさそうだが、噂する理由がよく分からんというか。
そもそも知能障害っぽい子が言ってたことは本当に何なの?みたいな。
もしかして、謎解きしなきゃいけない類の話なのかなこれは

続きをしよう

割と一番怖い気がしました。
墓参りに行ったら、遊んでるガキンチョがうるさかったんで、「あのガキども全員怪我しねーかな」みたいなこと思いながら書いたんだろうか…?
怪我したら帰ってオッケーとかいう謎ルールができちゃうあたりがなんか不気味でした。

密閉

女の元彼に対する電話の仕方がなんか観ててこっちまでイラッとくる感じがしてリアルでした。
ナレと話の内容あってなくね…?元彼が吸い込まれたのはオリジナルなのかな。行間読んだだけ?

映画「ナイトクローラー」

ふつうにサイコパス野郎だと思うんですけど……。

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あらすじ

盗んだ金網を売る商売をしていた主人公。ある時事故現場に行き合わせるが、その様子を撮影するフリーのビデオカメラマンたちの姿に、事故の映像がカネになる事を知る。
自分の自転車を売ってビデオカメラと無線傍受機を購入。無線で警察無線を傍受して現場で撮影を行うが最初は失敗。次は流血事件の被害者の姿をカメラに収めることに成功。その映像を持っていきなりテレビ局へ行き映像を売り込む。映像を気に入ったディレクター(?)は次も期待しているといい添えて250ドルの小切手を払う。
新しい車とビデオカメラを購入した主人公は助手を雇い、次の映像を求めて夜の街を乗り回す。次々とヒット映像をものにしていくが、当然先に商売をしていた連中との縄張り争いになる。

まあ、こういう他人のことを考えずに自分の目的一直線に、自分以外のものも何もかも利用して進んでいく奴がのし上がっていくのはどこの世界でも言える事ですかね。
胸くそ悪い度で行ったら、まぁ、正直「Suits」の方が上。なんでそこまで胸くそではないかな。初っぱなから主人公見た目不気味でホラーじみてるからねこれは。
明るい場所で、さも自分は正義だと言わんばかりの態度で倫理的に問題のある事やってる奴の方が胸くそ悪いですからね……。

この手の映画にしては珍しく主人公破滅しないっすね。おまけに明確に犯罪と言えるラインを越えてはいない。いないよな?
てっきり、加熱する犯罪報道にあわせて、いい絵が取れないから自分も犯罪に手を染めるのかと思ってたら。
いや一応ライバルつぶしでなんかしてるか。

正直、この手の連中は日本もわんさかいるだろうし、最近はSNSに上げられた動画をテレビが使うことも増えてるんで、もっと軽い調子でショッキングな映像撮ってやろうぜと考える輩は増えるのでは?

あとこの主人公の、助手の雇い方とかがまんまブラック企業の社長で変な笑いが出ますよ。ほんといるわなこういうクソ上司。

赤星、鑑賞メーター辞めるってよ

video.akahoshitakuya.com
あ、もう権利ごとどっかの会社に売り払ったんだっけ?

平成30年9月20日をもちまして、
鑑賞メーターPC版(http://video.akahoshitakuya.com/)、スマートフォン版(http://video.akahoshitakuya.com/sp/)、フィーチャーフォン版(http://video.akahoshitakuya.com/m/)は
サービスを終了させて頂くこととなりました。

てなわけで、他にしょうもない一言感想書けるようなサービス探さないといけないですね。或いはここで書くことにするか……

一応CSVでデータ取得できるそうですので、お早めに
video.akahoshitakuya.com


平成30年って今年だからね
あと20日鑑賞メーター終了だよ

映画「ハウンター」

主人公のTシャツの模様が一番不気味

ハウンター [DVD]

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霧の深いある朝、リサは奇妙なことに気づく。朝から昨日と同じ事の繰り返しなのだ。トランシーバーから響く弟のモーニングコール、母の作る食事のメニューに、調子の悪い洗濯機。そしてガレージで車を修理する父。何から何まで昨日と同じなのだ。そして彼女は、自分が16歳の誕生日の前日を毎日繰り返し過ごしていることに気が付く。

みたいなストーリー紹介されていたから、てっきり気づくまでが長いのかと思ってたら、始まった段階で主人公はループに気づいているという。
そしてそのことで両親と言い合いしたりするが、ループに気づいていない家族には話が通じない。
でもって何回かのループで洗濯機の裏に妙な扉を見つける。そしてそのことからループに変化が生じる。
笛の練習中にもう一つの笛の音と自分を呼ぶ声のようなものに気づく主人公。そして、コックリさんのような何かでその得体の知れない何かと交信することが可能になる。その後、記憶が曖昧だが自分の両親の行動がいつもと違うことに気づく。変にイライラして物に当たる父親から逃げ部屋に入るとそこは自分ではない誰かの部屋だった。そして、ベッドには誰かが寝ていると思わしき膨らみが。そっと毛布をめくってみると見覚えのない少女が寝ていた。しかし、幽霊とは思われない妙な存在感がある。少女は起き上がっていきなり主人公の腕を掴むとノートを見るように言われる。
でこのベッドに寝ていた少女から床下のノートを見るように言われて見て何があったのかを察する。

もうこの段階である程度「あっ…(察し)」ってなったことでしょう。
よくある相手が幽霊かと思ってたら自分が幽霊だったってパターン。
ただ話はここでは終わらない。
自分や家族が地縛霊だと気づき、自分がどうやって死んだかを思い出してゆく主人公。そして家族も自分たちがどういう状態にあるのかを思い出してゆく…


という感じでね。なんか「あっ…(察し)」と思ったら数分後にそのことを登場人物たちも気づいたりして、もうなんか無闇矢鱈とテンポいいですね。知ってる人向けに、「もうわかってるよねこういう展開?」って感じで無駄なところはどんどん略していってる。
そこが小気味よくてね。
「怖い」ってのとはまた違う面白さがあるね。
ちなみにこの映画で一番怖いと思ったのは主人公の顔っすね。
フルハウス」のD.J.みたいな感じなのに陰影とかでちょっとゾクッとくる顔になるんですよね。それが妙に不気味で。まあ正体考えたらこうなるのもわかるけど。